◆研究会の概要◆
◆第45回研究会報告◆
〇テーマ:「食料危機とサバイバル」
〇講師:田中正治さん(Network農縁事務局)
〈田中さんのプロフィール〉1942年生 Network農縁事務局、新庄水田トラスト事務局、遊学の森トラスト代表、元有機農業検査員
〇報告概要:
1.米価高騰、なぜこんなことがおこっているのだろう?長期高止まりなのか?これは食料危機の始まりなのだろうか?
2.「令和の百姓一揆」ってなに。農村や農家の状況はどうなっているんだろう?
3.日本の農業政策がひょっとして根本的におかしい、としたらどうしたらいいんだろう?
4.ともあれ自分の米をどうしたら長期に確保できるんだろうか?
こんな疑問を語り合ってみたいとの思いで講師を引き受けてみました。
〇日時:2025年7月19日(土)14:00〜17:00
〇会場:東京農工大学農学部キャンパス 第1講義棟12号教室+Zoom配信のハイブリッド形式
◆第44回研究会報告◆
〇テーマ:「原発政策の理由と、あまりに恐ろしい実情」
〇講師:内藤新吾さん
〈内藤さんのプロフィール〉キリスト教牧師。原子力行政を問い直す宗教者の会・事務局、宗教者核燃裁判・共同代表。著書『キリスト者として原発をどう考えるか』(いのちのことば社)、『原発問題の深層』(かんよう出版)、他。
〇報告概要:
2022年12月、政府が石油やガス高騰のドサクサに出した原発政策大転換はおよそ時代錯誤。政府はそして、2023年2月に「GX実現に向けた基本方針」閣議決定、5月にGX関連法案をバタバタと数の力で衆参両院を通した。その流れは現在、2025年2月の「第七次エネルギー基本計画」閣議決定に至っている。
電気のために原発は必要ではなく、世界では再生可能エネルギーが主流となっている。地震大国に、原発や、さらに危険な核燃料サイクル事業など、まったく異常な状況ではないか。特に、核燃料サイクルの愚かさ恐ろしさを、殆どの国民は知らされていない。なぜ日本政府は、こんなに原子力にこだわるのか。また、原子力を推進したい国々の狙いとは何なのか。歴史を紐解くことにより、その理由が見えてくる。今年は戦後80年、原爆投下後80年の大きな節目でもある。流されない、騙されないための視点と、私たちが目指すべき方向性を、共に確認したい。
〇日時:2025年5月10日(土)14:00〜17:00
〇会場:東京農工大学農学部キャンパス 第1講義棟12号教室+Zoom配信のハイブリッド形式
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◆第43回研究会報告◆
〇テーマ:原発.核燃に翻弄されてきた青森県の歴史と現状を共に学んでみる
〇講師:遠藤順子さん(内科医、市民団体「六ヶ所村の新しい風」共同代表)
遠藤順子さんのプロフィール紹介
室蘭工業大学工業化学科卒。1992年弘前大学医学部卒。内科医。日本核医学会PET核医学認定医、日本医師会認定産業医。
現在、津軽保健生活協同組合・健生病院非常勤医師。市民団体「六ヶ所村の新しい風」共同代表。
共著『環境・地域・エネルギーと原子力開発~青森県の未来を考える~』(弘前大学出版会)の第3章「内部被曝について─放射線科学の歴史から紐解く─」『放射線被曝の争点』緑風出版(2016年)を分担執筆。
〇開催日時:2025年2月8日(土)14:00〜17:00
〇報告概要:
講師の遠藤さんから、青森県の核施設誘致の歴史と現在の状況、および、弘前大学の心ある先生たちによる核燃講義の意義とその中の遠藤順子担当部分(放射線科学の歴史と内部被曝)についてご報告がありました。なかでも、衝撃だったのは、上北・下北地域には、核関連施設だけでなく、三沢基地や東通村の訓練場があることにより、米軍の軍事訓練が事故の可能性を高めているという現実です。米軍の戦闘機の飛行訓練による落下物や不時着などの事故が、万が一、原子力関連施設で起これば、福島第一原発事故の二の舞になってしまう。しかも、福島第一原発事故は人災だったけれども、もし青森でそのような事故が起これば、それは、人びとの、基地と核関連施設が同居しているという事実への無関心がもたらした人災になってしまう・・・。遠藤さんの報告からは、そうした危機意識を学ぶことができました。以前、本フォーラムの第3回講演会でお話し頂いた小倉志郎さんは、日本海側にたくさんの原子炉を擁しておきながら、日本海を隔てた東アジアの国々を仮想的とみなす政治の狂気をお話しくださいましたが、それの国内版として通底するお話であると感じました。
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◆第42回研究会報告◆
〇テーマ:広域避難当事者が見た原発事故——福島県富岡町の事例から
〇講師:市村高志さん(TCF(Tomioka.Connection.Fellowship)共同代表、専門社会調査士、公共政策学修士)
〇報告概要:
311の地震・津波・原発事故の現場とその後の広域避難、13年が経過している“現在”の姿をお話いただきました。
〇日時:2024年11月17日(日)14:00〜17:00
〇会場:完全オンライン(Zoom会議)
市村さんの著書紹介
・人間なき復興 「原発避難と国民の『不理解』をめぐって」
http://www.akashi.co.jp/book/b146549.html
・被災者発の復興論 「3・11以後の当事者排除を超えて」※刊行 2024年3月8日
https://www.iwanami.co.jp/book/b641547.html
・現代思想2021/3「東日本大震災10年」原発事故からの一〇年を避難当事者の視点で振り返る
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480434005/
◆第41回研究会報告◆
〇テーマ:「ガザ地区を包囲攻撃するイスラエルの意図——サラ・ロイ『なぜガザなのか:パレスチナの分断、孤立化、反開発』をもとに」
〇講師:早尾 貴紀さん(東京経済大学 全学共通教育センター教員)
〇報告概要:
イスラエルによるガザ地区攻撃は昨年の〈10.7〉に始まったのではない。重点的な包囲攻撃は2008年から何度も繰り返されており、一方的な対パレスチナ政策は2000年の第二次インティファーダの弾圧から続いている。さらに遡れば、ガザ地区をフェンスで囲んで切り離しを開始したのは、1993年のオスロ合意を受けてのことであり、そのガザ地区が軍事占領下に組み込まれたのは1967年のこと。そしてそもそもを言えば、「ガザ地区」として形成されたのは、イスラエルがパレスチナの地に建国されたために土地が切り取られたためであった。
とすれば、ガザ地区を考えるということは、「ユダヤ人国家」建設運動とそのイスラエル国家のあり方を根底から考えることに他ならない。本報告では、このガザ地区のことを長年にわたり専門的に研究してきたサラ・ロイの新しい翻訳書『なぜガザなのか:パレスチナの分断、孤立化、反開発』を議論の土台として、イスラエルの対ガザ政策の本質を論じる。
〇日時:2024年8月24日(土)14:00〜17:00
〇会場:対面(府中市民活動センタープラッツ)およびライブ配信(Zoom)
