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◆講演会◆

文明フォーラム@北多摩では、2か月に1回程度の頻度で重ねている研究会の議論だけではわからないことを探求するため、現場で実践している方、専門家の方に色々とご教示願うための講演会を、年に1回程度の頻度で開催しています。ここでは、これまでに開催した講演会の概要を紹介します。



第3回講演会の概要

「元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ」小倉志郎氏(元原発技術者)



第3回研究会は、なぜ原子力発電所は危険だと言えるのかを考えるために、元原発技術者の小倉志郎さんをお迎えして開催しました。

小倉さんは、講演タイトルと同名の著書『元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ』(彩流社、2014年)を上梓され、原発が技術的に見てなぜ危険といえるのか、危険な原発を政治的に不安定な東アジアにひらけた日本海側に並べながら、中国や北朝鮮と対立するのがいかに危ないことかを提起されています。

講演会では、各地の講演会でこどもたちにもわかるようにと作成された紙芝居を最初に疲労してくださいました。そして、原子力発電所にある原子炉の図をもちいて、どんな危険が潜んでいるか、また、行き場のない放射性廃棄物の問題など、丁寧に教えてくださいました。

最後は活発に議論が交わされ、盛会のうちに終了しました。

(開催場所)東京農工大学農学部第1講義棟25号教室

(開催日)2016年11月6日